さる2005年9月、ニッポン放送で8年9ヶ月に渡って放送してきた
『西川貴教のオールナイトニッポン(以下、ANN)』が、惜しまれつつ終了を迎えた。
番組は、復活を望むリスナーからの強い要望と、西川貴教のラジオに対する熱い想いから、
2006年の1月2日に、スペシャル番組として一夜限りの復活を果たしたが、
その復活に際し、番組からリスナーへのインフォメーションを兼ね、
2005年12月中旬より、ニッポン放送のサイト内で、
番組構成作家(石川昭人・ホンマトシヒコ・ぶるんぶるん平田)による、
ポッドキャスティング番組がスタートした。
パーソナリティの3人はもちろん、唯一のスタッフであるディレクター・生江まで、
全員がノーギャラ・ボランティアで、週に1回配信されるコトになった この番組は、
その名も『激ウラ!西川貴教のANN』!!
パーソナリティが、喋りに関してシロウトの構成作家3人!
番組内容も、『激ウラ!』というタイトルの割に、ほとんどが3人のフリートークで、
全く西川貴教について話さない…という、看板に偽りがあり過ぎる番組だったにも関わらず、
この『激ウラ!』は、意外な人気(?)を集め、
ニッポン放送のポッドキャスティング番組では、
当時、毎日配信されていた 森永卓郎さんの番組に次ぐ、ダウンロード数を誇る番組となった。
そんな、『西川貴教のANN』の一夜限りの復活に向けスタートした この『激ウラ!』だったが、
西川貴教本人も番組を愛聴しており、1月2日のANNの中で、西川貴教がリスナーに対し
「ポッドキャストは、次に番組が復活するまで続けさせます!!」
…と、勝手に(笑)番組続行を宣言!!
まさかの続行に途惑いながら、それ以降も週に1回の更新・配信を継続した結果、
2月中旬の時点で、iTunes Music Store (以下iTMS)の
ポッドキャスティング番組のランキングで、最高21位にランクイン!!
しかし、諸事情により、2006年の春をもって、番組を終了させざるを得なくなった…。
…とは言え、「次に復活する時まで番組を続ける」という、
リスナーとの約束を守らないわけにはいかない…と考えたスタッフは、
ニッポン放送のサイトではなく、自分たちで、あくまで「個人的に」HPを立ち上げ、
ポッドキャスティング番組を続けることを決意!
石川の盟友であり、ニッポン放送を中心に活していたフリーディレクター・小林順と共に、
2006年4月下旬、個人サイト「www.be-side.jp」を暫定的に立ち上げ、
ラジオ・ネット業界におけるプロである、2人の数々の友人・知人の協力の末、
2006年05月10日にサイトを正式オープンさせた。
そして、T.M.Revulolutionのデビュー10周年記念日となる、2006年05月13日に、
新番組『石川・ホンマ・ぶるんのBe-side Your Life!』の第1回を配信。
ちなみに、番組タイトルに使われている「Be-side」とは、
英語で「~のそばに」を意味する「beside」と、
カセットテープなどの「表」の「A面(side-A)」に対する
「裏」の「B面(side-B=B-side)」のダブルミーニンングである。(通称『ビーサイ』)
この『ビーサイ』は、正式オープン翌日の05月11日深夜から、
2~3分の内容の「試験番組」を配信し始めたところ、たくさんのリスナーの熱い想いに支えられ、
第1回番組配信前日の05月12日の21時半頃に、
iTMSの「ポッドキャスティングランキング」に16位で初登場!!
いきなりニッポン放送での『激ウラ!』時代の最高位を上回ったと共に
13日正午の第1回番組配信開始以降は、時間を追うごとに順位を上げ、
13日夕方5時過ぎにはベスト10に突入!
以降、さらにじわじわと順位を上げ、日付が変わる14日0時ごろには、5位にランクインを果たした!!
また、カテゴリー別の「ラジオ部門(海外ではPublic Radio)」では、
爆笑問題や伊集院光さんなど、有名ラジオパーソナリティの番組と並んで、3位にランクイン!
ランキング ベスト100のほとんどを、ラジオ・テレビ各局や雑誌・新聞などの
「大手メディア」が制作する番組が占める中、当時、唯一の個人制作番組として、
異例のベスト100入りを果たしたのはもちろん、およそ1週間に渡って5位をキープし続けた。
(ちなみに、その後のランキングの順位は、雪崩のように急落の一途!! 笑
その後は、時折、どうにか100位以内にランクインする程度である… 笑)
こうして、たくさんの愛すべきリスナーに支えられながらスタートした『ビーサイ』は、
2006年秋、パーソナリティの石川と、プロデューサーとなった小林順が、
制作会社である(株)ファイを設立したのを機に、
サイトの運営・管理を石川・小林の個人から、(株)ファイに移行。
小さいながらも企業運営になったのを機に、
Tシャツやパーカーなどの番組グッズの製作・販売や、番組イベントも開催できるようになり、
2007年の夏には、新宿FACE、
2008年には、東京・原宿アストロホールと大阪・アメリカ村FANJ TWICEに
有料でリスナーを集めてイベントを開催!
さらに、毎年秋の学園祭シーズンには、リスナーからの招きにより、
パーソナリティ3人が、全国の大学の学園祭に出演している。
こうした他のポッドキャスティング番組では類を見ない活動が評価され
…たのかどうかは定かではないが、2007年年末には、
iTMSが『BEST OF 2007-PODCAST』の20番組に選出された。
そして、2009年からは、『ビーサイ』の番組テイストをさらに発展させた
映像コンテンツ『ビーサイTV』の配信も開始!
各メンバーが『ビーサイ』を「自分たちのやりたいコトを発表する場」と位置づけ、
さらなる発展・進化を目指している…
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