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石川昭人(いしかわあきひと)

ホンマトシヒコ(本間俊彦) 

   

2006年06月01日

  5月31日 石川日記!

…そんなこんなで、まさかとは思いつつ
構成作家の石川なんスけど…(←自信を持て!)

自分で言うのも何ではあるのだが、“石川昭人”という男は
我ながら「言い掛かりの天才」である。(笑)

ちょっとした相手のミスや論理のほころびにつけこんで、
劣勢から一気にマウントポジションを奪う…
あるいは、劣勢から、急に思いもよらぬ角度からのパンチを出して
相手を一気にコーナーの角に追い詰めるのは、
正直言って、一番の得意分野だ!!

しかも、ここで大事なのが、あくまでも自分は「正義」であり、
あるいは、ちょっとした「親切心」があるフリで、相手に近付くこと…。
(あくまで「フリ」… 笑)

どう考えたって、言い掛かりをつけてるオレが「悪」なのに、
論理の展開次第で、聞きようによっては、
相手の方が「悪」に聞こえる因縁のつけ方(笑)が得意なのだ!!

どう考えたって「悪」なのに、
「正義」に聞こえる論理展開というのは、難しそうに思えるが、
オレの頭の中には、生まれながらにして、
そのプログラムが組まれてるようで、
因縁をつけるきっかけから、論理を組み立てるまで、
モノの2〜3分でできてしまう…

そんな石川昭人が、今、まさに「餌食」にしようとしているのが
何を隠そう、このHPの管理人であり、
ビーサイのプロデューサー的立ち位置にあるコバジュンだ!!

何故に、オレが、盟友であるコバジュンを
ハメなければならないのか!?

それは、昨日の夕方のコト…

ふと自分のスケジュール帳を見ていると、
何と、水曜日から数日間、オレのスケジュールが真っ白!!
一般的に言うと「休み」になってるではないか!?

ただ、この状態は一概に「休み」とは言い切れない。

我々のように、会社員でなく「フリー」で活動している人間は、
いつ何時、電話一本で仕事が入ってくるかわからない!

フリーの人間が「休み」を取る場合、周囲の人にあらかじめ
「○日から○日まで休みを取る」と宣言して、
スケジュールを開けるのがスジであり、
今の状態は、正確に言うと
「数日間、仕事の予定が入っていない」だけである。

なので、今は、この先、仕事が入る可能性をはらんでいながらも、
数日間に渡って、時間だけは空いている状態…とでも言おうか。

この春からの、オレの仕事のスケジュールは、
「忙しい週は忙しい」が「ヒマな週はヒマ」と週によって波があり、
実は、こういった「気が付くと時間が空いてる」というケースが
今までも結構あったのだが、
3日連続で仕事が入ってないからと、いい気になってると、
急に、その真ん中の日に仕事の予定が入ったりして、
結局、何もできなかったりした!

しかし、今回に関しては、水曜日の日に、
まとめて、先の仕事の準備を前倒しでしておけば、
数日間、予定が入らない見込みがある!!

…コレはチャンスだ!!

こういう時、自宅で数日間ノンビリ過ごす
…という選択肢もあるのだろうが、
貧乏性のオレはじっとしていられない!!

旅だ!旅に出るしかない!!

…しかし、まとまった時間休みがあると言っても、
いつ何時呼び出されるかわからないので、海外はムリ!

そうなると国内になるわけだが、国内で旅といったら、
オレにしてみると、やはりこの時期はバイクだ!!

暑くもなく、寒くもなく、
今が一年で一番バイクに乗るのにちょうどいい季節といえる!

さっそく、愛車で旅に出たいところなのだが、
実は、今、オレの手元にバイクがない!!

…というのも、今、オレは、
YAMAHAが誇る、YZF-R1という逆輸入バイクの
NEWモデルに乗ってるのだが、
コレが、日本の市場に出回り始めたのが、ちょうど2年前の今頃…。

ハッキリ言って自慢するが、オレはコレを、
行きつけのバイク屋に頼み込んで、
日本でも、1〜2を争える早い段階で手に入れたので、
ちょうど今、車検の時期を迎えてるのだ!
(↑あんま自慢でもねぇか… 笑)

しかも、今回、車検に合わせて、メンテナンスと
若干の改造をお願いしてるので、
戻ってくるまで2〜3週間はかかるとのコト…。

どう考えても、このタイミングに、自分のバイクは帰ってこない!

…でも、この時期に休みがあるのに、バイクに乗らずに旅をするなんて、
オレに言わせれば、目の前で、ハダカの女性が
「抱いて下さい!」と言ってるのに、無視して寝るようなモンだ!!

観光地などで、「レンタルサイクル」という制度があるように、
バイクを貸し出してくれる「レンタルバイク屋」もあるのだが、
前もっての予約が必要だったりするので、
今日の明日で、どうにかならないだろう…

どうにかして、バイクを調達できないか!?

そんな時、ふと思いついたのが、コバジュンだ!!

盟友であり、バイク仲間でもあるコバジュンは、
SUZUKIが誇る、「隼」というバイクと
「KATANA」というバイクの2台を持っている。

2台持ってるなら、頼めば1台貸してくれそうなモンだと思うだろうが、
ココが、またバイク乗りの不思議なところ…
(↑正確に言うと「バイク乗り」じゃなくて、
  オレやコバジュンの性格なのかもしれないが…)

例えば、ツーリングなどに行った時、ちょっとの間、
バイクを取替えっこして乗るのは、全然OKなのだが、
数日間にも渡って、バイクを貸す…というのは、
自分の妻が他の男に抱かれてるのを黙って見てるような、
何とも言えないイヤな感覚があるのだ!

ちょっとの間、バイクを貸すのと、それでは、
「家族ぐるみの付き合い」と
「スワッピング」ぐらいの差があるのだ!!(笑)

しかし、コバジュンは、今年に入ってから、隼を買ったので、
最近は、隼に夢中で、KATANAにはほとんど乗ってないハズ!
あの男、長年連れ添った古女房には目もくれず、
若い愛人に夢中なのだ!!(笑)

何とかして、コバジュンが若い愛人に夢中になってるスキに、
古女房の方を寝取れないか!?

石川昭人の頭の中にある「悪いハードディスク」が、
カラカラと音を立てて回り始める…

…確か、コバジュンのヤツ、
オレの車検とほぼ同時期に、隼を改造に出すとか言ってたな…
…確か、その間、KATANAに乗らなきゃいけないけど、
KATANAにはしばらく乗ってないとか言ってたな…

…見えた!! 論理の展開が見えた!!
さっそく、コバジュンのケータイに電話だ!!

「…もしも、小林ですけど…」
「あっ、石川ですけど、今、大丈夫?」
「何?ビーサイの方で、何かトラブルあった?」
「…いや、全然違う話でさ…」
「何?」
「…単刀直入に言うわ!!
明日から、KATANAを貸してくれ!!」
「えぇ〜〜〜〜〜!!イヤだよ!!イヤ!! 絶対、イヤ!」
「なんで?」
「石川クンみたいに、しょっちゅう事故ってる人に、
 自分のバイク貸すなんて、絶対イヤ!!」

…ココまでは、予想通りのリアクションだ!!
ココから先が、石川昭人の腕の見せ所だ!!

「また、石川クン、休みができたのにバイクがないから
 オレに電話してきたんでしょ?どうせ…」
「…違う!違う!鈴木雅之ばりに、違う、そうじゃない!!」
「絶対そうだって…」
「…確かに、オレ、今、休みができたのにバイクがないよ…」
「ホラ〜〜〜!!」
「…でも、違うの!!」
「何が、違うの!」
「…オレはさ、今、親切心でジュンさんに電話してるわけ!」
「…はぁ!?」

「バイクを貸せ」=「女房と寝させろ」という、
ジャイアン的な横暴とも取れる入りから、
いきなり真逆の「親切」という意外な切り返し…
コレが、オレ言うところの「思いもよらぬパンチ」だ!

ここから、一気にラッシュをかける!!

「ジュンさんさ、近々、隼を改造に出すじゃん?」
「…うん、出すけど…」
「その改造に出してる間ってさぁ、
KATANAに乗ろうとか思っちゃってない?」
「…いや、思ってるけど…」
「それって、乗れるのかな?」
「…はぁ?」
「…いや、KATANAの方が、
ジュンさんを乗らせてくれるのかな…って話よ!」
「…はぁ!?」

一見、意味不明な論理を展開して、完全に話のペースの主導権を握る!

「“はぁ!?”じゃなくてさ…」
「……」
「ぶっちゃけた話、ジュンさん、隼 買ってから、
 KATANAの方に全然乗ってないよネ?」
「…うん、正直半年近く乗ってない…」
「それで、隼に乗れなくなったから、
急にKATANAに乗りますって言って、KATANAは、どう思うだろ?」
「…うん…」
「愛人の都合が悪くなったから、半年もほったらかしにしてた、
妻と急にHしようなんて都合よすぎない?」
「…いや、まぁ、その…」
「男としては、最低な行為だよネ…」
「…いや、ごもっともで…」

例え話で、徐々にコーナーに追い詰める!!

「まぁ、それはそうと、半年間も全然乗ってなかったわけじゃない?」
「…うん…」
「それってさ、ちゃんと動くの?」
「…いや、その…」
「バッテリー上がったりしてない?」
「…いや、まぁ、あの…」
「ホラ!KATANAの現状、全然把握できてないじゃん!」
「…はぁ…」
「今のコバジュンは、愛人に夢中で、
奥さんが髪を切ったのに気付いてあげられてない状況なわけよ!」
「…ハイ、すいません…」

完全に、コーナーに追い込んだ!!

「しかもね、コトはバイクなわけよ!」
「…はぁ…」
「急に乗ろうとして、ブレーキが効かないとか、
 オイルが漏れるなんてコトがあったら、どうなっちゃうわけ?」
「じ、事故につながります…」
「…でしょ?…だよね?
だからオレが、貴重な休みの数日間を利用して、
不具合がないかチェックしてあげよう…っつってんよ!!」

…実際の話、オレとコバジュンが行きつけにしてるバイク屋さんは、
メチャメチャ腕がいいので、たかだか半年乗らなくても、
不具合など出るわけがない!!
ただ、ここは「モノは言いよう」だ!! 恐怖心をあおる!!

「首都高で、急にブレーキが効かなくなったら、どうなりますか?」
「し、死につながります…」
「夜、ライトが点かなかったら、どうなりますか?」
「危ないです…」
「…だよね?わかるよね?
だけど、半年も乗ってなかったら、そういうコトってありえるじゃん?」
「…うん…」
「そこで、オレの言った“親切心”よ!
 オレは別にさ、旅行行くのに電車でも飛行機でもいいわけ!
 でもさ、ジュンさんのコトを思って、
今回、KATANAで旅にでようと考えたわけ!」
「はぁ…」
「ジュンの安全を考えてるからこそなわけよ!!
 本来なら、オレがやらなくてもいいコトなんだけど、
 もし、急にジュンがKATANAに乗って不具合でも出たら、危ないじゃない?」
「…うん…」
「わかるよね?」
「…まぁ…」

…さぁ!ここで、仕留めるか!!

「…で、バイク、貸すの貸さないの?」
「…うん、貸す…」

カンカンカンカ〜〜〜〜〜ンっ!!
勝利を告げるゴングが鳴った!!

そして、チャンピオンベルトの代わりに、
今、実際にコバジュンのKATANAは、オレの手元にある!!
勝った!勝った!完全勝利や〜〜〜!!
ワイが世界チャンピオンや〜〜〜〜!!

…さぁ、それじゃ、さっそく“盗んだバイクで走り出す”とするかぁ〜!!
勝利の『フォルテッシモ』でも唄いながら!! (笑)


構成作家:石川 昭人